「赤いバラの贈り物」

私たちは幼馴染であり、結婚することになった。彼は私が大好きで、私も彼が大好きだった。

ところが、ある日を境に、彼からの連絡が途絶えてしまった。私は彼の家に行き、彼の家族に問い合わせたが、全く知らないという答えしか返ってこなかった。

悲しくなり、私は思い出の場所に赴いた。そこには彼から贈られた赤いバラがあった。しかし、それでも彼自体は見つからなかった。

そんな時、1ヶ月後、私の元に1通の手紙が届いた。そこには彼の文字で綴られた言葉が書かれていた。

「君が幸せになって欲しい。だから私は、僕自身から距離を置くことにした。赤いバラを君が見つけるまで、私は隠遁生活を送り、君を見守るつもりだ。幸せになれよ、私が祈っているから」

私は彼の決断を理解し、彼が愛してくれたことに感謝して涙を流した。

それから、私は彼から受け継いだ赤いバラを大切にし、彼との思い出を胸に生きていくことにした。


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