失われた友情


私たちは学生時代からの親友であった。高校を卒業し、それぞれの進路が決まり、大学生活を送っていた。しかし、ある日、彼女から突然の連絡が来た。

「ごめん、もう友達としては付き合えないと思う。」

驚きと共に悲しみが襲い、何があったのかと問いただすと、彼女は何も語らずに電話を切ってしまった。

それから数年が経ち、私は彼女と再会することはなかった。だがある日、彼女の知人から彼女が病に侵され、余命いくばくもないことを聞かされた。私は彼女に会いに行く決心をした。

病室に入ると、ほんの数年前と変わらずに美しく微笑みかける彼女がいた。彼女との会話の中で、彼女が私と友情を断った理由は、私が彼女が応援していた選手を応援しなくなったことだった。

私は驚き、謝罪したが、彼女は微笑んで言った。

「そんなこと、もう忘れたわ。私はただ、自分の気持ちに素直になれなくて、友情を断った。でも、今はもうどうでもいいの。こうして改めて会えて、本当に嬉しいわ。」

彼女との再会は、私にとっても彼女にとっても、とても大切なものとなった。


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