雨の日の街角で

彼女の名前は藤原さくら。俺は高校時代の同級生で、再会してから数か月が経った。

今日は雨が降っていたため、予定していた公園でのランチプランを断念。代わりに、喫茶店に行くことになった。

喫茶店に着いて、先に彼女が注文を済ませたカフェラテと紅茶、そして、シナモンシュガートーストを頼んだ。

「このトースト、美味しそうだね。」と彼女が言った。

「そうだね。この店のトーストは、僕も好きなんだ。」

話しながら、そっと彼女の手を握った。彼女は静かに手を握り返した。

「あの、藤原さん……」

「どうかしたの?」

「昔、僕、藤原さんにそれとなく告白したことがあったんだ。でも、その時は、藤原さんからは返事がなかったから、断られたと思ってたんだ。」

「本当に、藤原さんから返事がなかったの?」

「そうだよ。でも、それよりも、今、藤原さんと一緒にいることが、とても幸せなんだ。」

彼女は微笑んで、そっと頬を寄せてきた。

雨の日の喫茶店で、彼女との想い出が増えていく。


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