夏の思い出

私たちの夏休みは、毎年海に行くことが恒例でした。海の水は透き通っていて、とても気持ちが良かったです。それは、子どもの私だけでなく、母や祖母も同じように感じていたようです。

その日も私たちは、早起きをして車で海へ向かいました。海岸沿いの駐車場に車を停めると、私は興奮して足早に海へ向かいました。海の中で泳いだり、貝殻を拾ったりして過ごしていた時間は、とても幸せなものでした。

そんな時、ふと私は一人になりました。波音と鳥のさえずりだけが聞こえ、日差しもやわらかく、とても穏やかな気持ちになりました。遠くに広がる海の青さに見とれていると、おばあちゃんの声に気付きました。

「もう、そんなに遠くに行かないでよ。」

私は駐車場に向かうおばあちゃんに向かって手を振り、早く泳ぎながら駐車場に向かいました。そんな風にして私たちが過ごした夏の思い出は、今でも鮮やかに残っています。


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