暑い夏の日、ちょっとした遠足をしていた少女、みすず。彼女は思いっきり遊び疲れ、木陰で涼んでいました。すると、一瞬目を離したすきに友達がいなくなってしまいました。
何度も呼びかけましたが、友達の返事がなく、彼女はフラフラと道を彷徨ってしまいました。ところが、どんなに歩いても友達の姿は見えず、さらに途中で見たこともないお店がたくさん現れ、目の前の景色がみすずにとってとても不思議でした。
やがて、道は深い森へと続き、シンデレラの城のように美しい館が広がっていました。その館には、無数の動物たちや魔法の精霊たちが暮らしており、中には少女の友達の姿も見えました。
しかし、みすずは振り向けば数歩で道を忘れ、再び館から遠ざかってしまいます。そこで、ひとつの光を見つけたみすずは、それに導かれるように進み、やがて自分が友達を探していたことを思い出し、再び少女の世界に戻りました。
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