あの日のお告げ

私は、ある日、突然神社に向かいました。

その日は、私の誕生日でしたが、普段は全く神社に足を向けたことがありませんでした。

何かあるような気がしたのです。

そして、私は神社の前に着くと、まだ開店前だったため、車道側の石垣に腰を掛けて待ちました。

その時、私が目にした光景は、今でもはっきりと覚えています。

あの日、風が強く、雲の合間から何本か光る雷が見えました。

そして、神社の扉が開いて、神主さんが中から出てきました。

神主さんは、私の方を見て、言葉をかけてくれました。

「お誕生日おめでとうございます。今日は、神様があなたに何かを教えてくれるかもしれませんね。」

その言葉に、私は驚きました。

「本当に？」

「はい、お告げが聞こえるかもしれないので、神社の中に入って、お参りしてみてください。」

そして、私は神社の中に入り、普段と同じようにお参りをしました。

すると、頭の中に、母親の声が聞こえました。

「あなたは、大丈夫。自分の信じる道を進んで行きなさい。」

その言葉に、私は涙が出るほど嬉しくなりました。

これから、どういう未来が待っているかは分かりませんが、母のお告げを胸に、自分の信じる道を進んでいこうと思っています。