青い花

とある山奥に、青い花が一面に咲いている場所がある。その花は、神秘的で美しかった。

ある日、そこに住む老人に会った私は、その花について尋ねた。老人は、彼が若い頃にこの花を発見し、以来山奥で一人暮らしをしていると教えてくれた。

その花がとても珍しいことを知った私は、せっかくならばその花をどうにかして手元に置きたいと考えるようになった。そこで老人に花を分けてもらえないかと頼むと、「その花は、山奥に住む者だけが手に入れることができる」と言われた。

私は、その花を手に入れるために山奥へと何度も足を運んだが、そのたびに負傷したり道に迷ったりして、なかなかたどり着けなかった。しかし、私は諦めることができず、あきらめない気持ちでまた山奥へと向かった。

数年後、私はついにその花を手にすることができた。しかし、手に入れた今でも、その美しさに抗うことができず、瞬く間にしおれさせてしまった。

その後、老人に会った私は、手に入れた花がもう枯れてしまったことを謝罪した。すると、老人は私に言った。「青い花は、ただ美しいだけでなく、山奥に住む者たちにとっての大切な存在なのだ。あなたは、そのことを理解していなかったんだ」と。

そこで私は、今までの我欲を反省し、その花が咲く山奥に感謝の気持ちを伝え、再び老人と共に夜空を眺めながら、山奥の自然を感じることができた。


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