あの日、私は夢の中で見たものに苦しめられていた。
スリル満点のアトラクションや、のび太とドラえもんが出てくるような優しい夢、どちらもなく、ただただ闇に包まれた世界に一人取り残されたような感覚があった。
そして、そこに現れたのは、同じように悪夢に苦しむ男性だった。
私たちは互いに声をかけ、手を握り、励まし合いながら、その悪夢から生き残ることができた。
朝、目を覚ました私は、その男性の存在が夢の中だけのものではなく、現実でもあることを知った。
二人で話をしていく中で、私たちは不思議な縁で結ばれたような気持ちになり、交際を始めることになった。
「あの日、悪夢の中で出会ってよかった」と言ってくれる彼の言葉が、私に勇気をくれる。
今でも、あの時の彼との出会いが私にとって大切なものであることに変わりはない。
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