真夜中の部屋

ある日の深夜、私はふと目が覚めました。何かが違う、変な感じがしました。眠気を振り払い、周りを見渡すと、私が寝ていたはずの部屋が全く違っていました。

まるで時が止まったかのように、窓から差し込む月明かりだけが静かに私を照らしていました。外は静かで、何も音が聞こえません。私は体を起こし、不安になって部屋を見回しました。壁には何も掛けられておらず、部屋には家具もありませんでした。

すると、ふと私の目の前に誰かが立っているのに気づきました。それは私の親友だった人物でした。私は彼に向かって名前を呼びましたが、何の反応もありませんでした。

彼は一言も話さず、私を黙って見つめていました。そのとき、私は彼が生きているのか、それとも幽霊なのか分からなくなりました。その恐怖に駆られ、私は部屋を飛び出しました。

数日後、私は友人が亡くなっていたことを知りました。そして、そのとき私は彼が私を見守るために幽霊となって現れたのだと理解しました。

それからというもの、私は真夜中に目が覚めると、いつも彼の存在を感じるようになりました。


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