私は大学生で、親友の「夏香」と一緒にアパートを借りている。
ある日、夏香が私に言った。
「ねえ、私さ、実は付き合ってる人がいるんだけど、内緒にしてほしいんだ」
私は驚いたが、夏香がそういうことを言うタイプの人ではなかったので、その意外性に興味が湧いた。
「いいよ、内緒にするよ」と私は返答した。
それから、夏香の彼氏との話題は一切出なくなった。
しかし、ある日、私が友人と食事をしていたときに、その友人が「夏香の彼氏が○○って人らしいよ」と言った。
私は固まった。夏香が内緒にしていた相手とは、私が元カレとして知っている人だったのだ。
そんなことを知ってしまった私は、夏香に対する気持ちに微妙な変化を覚えたが、夏香はまるで何も知らなかったかのように、いつも通りに接してくれた。
私は、友達の秘密を知っていることが辛く、同時に嬉しかった気持ちを密かに抱えながら、夏香との生活を続けていった。
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