「もうすぐ16歳になるけど、彼女がいなくて寂しいなぁ」と思っていた僕は、ある日友達に「夏休みの間に合宿に行くことになった」と誘われました。
「誰が一緒に行くの?」と聞くと、友達いわく「僕と僕の彼女と君と君が連れてきた彼女」とのこと。
「彼女がいないから、一人で行こうかな」と考えたけど、心のどこかで「会えばいい人がいるかもしれない」とも思っていました。
そして出発の日、僕は一人で駅に向かいました。だけど、友達の3人は彼女と一緒に来ていました。やっぱり一人で来るのは寂しい、と思った矢先に声が。
「お兄さん、ここ集合場所ですか?」
声の主は、可愛らしい黒髪の女の子でした。彼女も一人で来たようでした。
「あぁ、そうだよ。君も一人で来たのかい?」と聞くと、彼女はちょっと恥ずかしそうに「はい、友達がいなくて。」と答えました。
僕たちはたまたま同じ道を通ることがあったらしく、自然と会話が始まりました。
「私、名前は○○です。」
「僕は、△△といいます。よろしくね。」
その出会いがきっかけで、僕たちは連絡先を交換し、その後も2人で遊ぶようになりました。
今まで彼女ができたことがなかった僕にとって、彼女と出会えたことは人生の大きな宝物のように感じます。
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