あらすじ
中学時代、さくらはクラスの男子に告白されたが、自分に自信が持てずに振ってしまった。
その後、高校入学を機にダンス部に入り、自分を表現することを学ぶ。
しかし、あるイベントでのパフォーマンスで思わぬトラブルが起き、その場にいたある男子に助けられる。
その男子とは当時告白された彼であり、再びさくらの前に現れたことで、さくらは自分の気持ちに向き合うことになる。
本文
「さくら、お前って好きな人いるの?」
中学時代、さくらはクラスの男子から突然そう聞かれた。
「え、い、いないよ…」
彼女は自信なさげに答え、それ以上話を続けることはなかった。
実は、告白されたことがあったのだ。
でも、そのときのさくらは自分に自信が持てず、素直に受け止めることができなかった。
「もっと勇気を出してね」と励まされながら、彼女はその日を過ごした。
数年後、高校に入学したさくらはダンス部に入った。
音楽とともに自分を表現することができる喜びに満ちていた。
しかし、あるイベントでのパフォーマンスで、思わぬトラブルが起きてしまった。
スカートがはだけ、中に履いていたパンツが丸見えになってしまったのだ。
その場にいたある男子が、さくらを守ってくれた。
それは、中学時代に告白された男子だった。
再び彼の前に現れたことで、さくらは自分に向き合うことになった。
「自分に自信が持てるようになりたい」と思いつつも、気持ちを口に出すことができない彼女。
しかし、彼が差し出した手を、彼女は掴んだ。
「私…好きだよ。でも、不器用だから、なかなか言えなかったんだ」
彼に告白できたさくらは、胸に秘めていた想いを解き放った。
その日以来、さくらは少しずつ自分に自信を持つようになり、ダンスでもパフォーマンスを楽しむことができた。
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